今日も遠心力に関わった話です。
ある程度ブレイキンを知らないとイメージがつかないとは思うんですが、
ブレイキンの技のカテゴリーに「フットワーク」というものがあります。
床に手足をついて、ステップを踏む動作を総称しているんですが、
特に、円軌道を使って、回るように動く動作が多くあります。
代表的なものでは体の周りを6回のステップで一周する「6歩」なんかがあります。
そしてこの6歩、
6回分でちょうど1週終わるのがスタンダードなので、1セットで360度回るステップということになりますよね。
360度も回るので、足の振りを上手くできれば、普通に踏んでも遠心力が使えます。
しかし、この1歩1歩をもっと大きく回して、
360度以上回るやり方があります。
すると、1歩出すごとにかかる遠心力が強まって、体に浮遊感と勢いが出ます。
それが正解というわけではないんですが、一つの見せ方としては面白いんですよね。
逆に、1歩1歩を小さくした場合、遠心力は小さくなり、コントロールが効きやすくなります。
それはそれでメリット。
基礎のステップを少し変えるだけで、いろんな表現ができるものですが、
今回のように遠心力を使うと、体の感覚がかなり変わると思います。