今日はスキルに関係なくもない話なんですけど、

「中心部分の強さ」について。

うちのレッスンに来ている生徒さんで、かなり難しい技もできる人がいるんですが、

その人は結構怪我をしやすくて、大会前の怪我によく悩まされています。

そもそも難しくて危険な技をやっているので、怪我をしやすいのは仕方ないんですが、

体の中心にもう少し力が入れば、良くなりそうにも見えるんですよね。

中心の力というのは、

例えば四つ這いで膝を少し浮かした時、お腹周りに力が入りますし、

座った状態から腰を浮かせた時、腰側の筋肉に力が入ります。

こういった簡単な動作では意識しやすいんだけど、動きが複雑に、不安定になる程、手足に頼りがち。

今は技の効率的な習得方法が確立されつつあるし、やる気があればどんどん頑張れる世代がやっているので、

体が出来上がる前に、技が出来上がってしまうことも多い。

もっと習得に時間がかかっていれば、簡単な段階で中心部分を強化できたのかもしれないけど、

成長スピードが速いほどに、体の準備を待たずして技が手に入るのかもしれない。

良いことが多い環境だけど、気をつけなければいけない点ですね。