今日は、「動作の深さ」について。
クオリティーを決定づける要素はいろいろあると思いますが、
その1つに「動作の深さ」があると思います。
ここで言う深さと言うのは、引き寄せる足の位置が浅いか深いかだったり、
手を伸ばす位置が浅いか深いかだったりといった、
動作を最後までやり切るかどうかと言うような意味です。
例えば「両手を広げて腕を組む」と言うような2つの動作をする場合であっても、
広げたときの形がしっかり広げきっているか、腕を組んだ時、体に引き寄せ切っているか、
そんなところにクオリティの差は出ます。
特に速い動きになったりすると、間に合わなかったり、焦ったり。
複雑な動きになると、次のことを考えて曖昧になったり、形がはっきりしないようなことが起きます。
もちろん、ただ深ければいいわけではなく、良い形に近いかどうかが重要なので、
必要以上に腕を広げたり、必要以上に足を引き寄せたりということで、クオリティーが下がる場合もあります。
ここは本人の美的感覚によるところにはなりますが、自分が想定した部分の深さに、より近いと言うのは、クオリティーにおいてとても重要だと思います。