ただの反復が無効になるタイミング

今日は「ただの反復が無効になるタイミング」について。

僕は反復には3つの種類があると思っていて、
それが、「ただの反復」「集中した反復」「振り返り反復」の3つです。

その中で1番楽で、効果が薄いのが「ただの反復」なんですが、
これは長く時間をかけてコツコツやる場合には意外と便利です。
集中力を持っていかれないので、練習を始めるハードルが低いし、何か別のことをしながらできる場合もある。

継続しやすいんですよね。

ただ、この反復方法、全く効果がなくなってしまう状態というか、タイミングがあります。

それが、「なんとなくできてる時」です。

初めてやった動きって、ぎこちないから、しばらくは違和感があります。
その違和感を消したいから、新技を初めて100回くらいはただの反復をしても、どんどん良くなるかな。

でも違和感がなくなって、スムーズにできるようになった時、
ここで「ただの反復」の効果が消える場合があります。
「もっとスムーズにしたい」とか、「もっと形を整えたい」と感じていてれば良くなるけど、
心地よく動けてきて、何も考えなければ、ただひたすらに同じことを繰り返します。

工夫が生まれないんですよね。

目的地と現在地が違えば、小さな一歩でも進んでいきますよね。
だから、繰り返すほど目的地に近づく。

でも目的地と現在地が同じなら、何歩歩いても変わらない。

長年やっても上手くならないこととかって、こういう状態だったりするかもですね。

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