踊りは下準備から

今日はダンスでの見せ方にについてなんですが、
ダンスに限らず、伝え方という点では共通かもしれません。

この前ヒップホップダンサーの人から聞いた話で、
・自分が踊り始めて最初、まずは見る気にさせることが大事。
・いきなりすごいことをしても相手に響かない。
というものがありました。

これは共感もするし、ブレイキンとしては逆もあるな〜と思って、面白かったんですよね。

まず、共感したってことに関しては、
踊り始めて最初の雰囲気がかっこいいと、「なんか面白そう」と思って、集中して見ます。
見る側が心を開くわけですよね。
その状態ですごい技をしたら、見事にヒットします。「やべー!!」ってなる。

しかし、踊り始めてまだ、見る体勢になっていない場合、「どんなことするのかな〜」くらいに眺めている状態です。
そこで必殺技を使っても、「おぉ〜、すご。」くらいの威力

多分、他のパフォーマンスでも、コミュニケーションでも、相手が受け入れ体勢になってからの方が響くっていうのは共通なんじゃないですかね。

それに対して、ブレイキンでよく使われる「アタックムーブ」というもの。
これは、踊り始めにすごい技を使って、注目を集めるテクニックです。
いわゆる「掴み」ですかね。
相手が見る体勢になる前の状態でもお構いなしで、いきなりぶつける。
その結果、強制的に見る気にさせるっていう効果がありますよね。

ただ、掴みはあくまで相手の注目を集めるものなので、メインディッシュではない。
アタックムーブを使うのはいいけど、それよりもすごい技や、面白い動きが後半のメインでなければ意味がないということにもなります。

どちらにせよ、最初に見る気を起こさせて、それからしっかりと伝えたいことを伝える。
この構図は大事にしたいですね。

踊りは下準備からやるのが大切かも。

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