昨日は東御で生徒さんの発表があって、
終了後は講師の皆さんと飲み会でした。
何度か現場で会ってはいたものの、話したのは初めてって人も多くて、
それぞれの考え方とかが面白かったですね。
色々話題があった中で、
僕に対して、「生徒に怒らなそうですよね」と言われた場面があって、
考えてみたらあんまり怒るようなことはないんですよね。
それに関しては性格の部分もあるにはあるんですけど、
考えてみたら、ダンスジャンルによるメリットデメリットが関係していると思うんですよね。
HIPHOPの先生はあんまり怒らないけど、ちょいちょい怒るという感じで、
生徒さんをみてみると、ちゃんと揃える感じもありつつ、結構個性が出るし、ソロパフォーマンスもある。
KPOPの先生は結構生徒さんに注意することがあると言ってたけど、
フリをしっかり揃えて踊るし、ソロでのパフォーマンスはほとんどない。
集団としての調和がより重要なのかと思います。
それに対してうちのブレイキン。
フリは揃えないことはないんだけど、そこに時間を費やすよりも、
それぞれの能力や必殺技を磨くことに使いたい。
1番はソロの力を身につけたいという感じ。
ソロの力で特に重要なのが、個性。
だから、自分の内側から出てくるものを抑えてはいけない。
人として良くないと感じたら指摘するけれども、
習ったことをうまくできないことに対しては怒らないし、
やりたくないことをやらないことにも怒らない。
特に子供はストレートに嫌がってくれるから、嫌いな動きがよくわかるし、好きな動きもわかる。
嫌いな技の習得に時間をかけるくらいなら、好きな技をどんどん磨いてくれて方がいいし、
みんなで揃える時に嫌がるなら、ソロだけ頑張ってもいい。
ある意味優しくないんだけど、なるべく好きなようにやって欲しいんですよね。
そもそも、ブレイキンって、ケンカの道具だったわけだし、
不良の文化。
社会への反発なわけですから、抑圧されて踊るものじゃないはず。
KPOPやバレエなどは、むしろプロとしてお客さんを喜ばせるために生まれたものだから、
勝手きままではいけない。
クオリティが求められるし、規律も求められる。
ジャンルの成り立ちの違い、文化の違いが、指導の方針にも表れるな〜と思って、面白かったですね。
