今日は背伸びするときに使う筋肉、つまり足首を伸ばすときに使う筋肉について。
背伸びの運動は、基本的にふくらはぎの筋肉を使うことになるんですが、
足の指を動かす動作に複数の筋肉が関与していたように、これにも複数の筋肉が関与しています。
まずは奥側、1番骨に近い層にある筋肉がこちら。
脛の骨の裏側から、足の裏の中心あたりまで繋がっています。
この筋肉を使うときは、足の裏から持ち上がるイメージがいいですね。
その上の層というか、ちょっとだけ上にかぶさっているのがこちら。
こちらも脛の骨の裏からついていますが、
先ほどの筋肉よりも長く、親指以外の指先へついています。
ということは、この筋肉を使う場合、指も曲がるよねってことになります。
指先から力が発揮されるようなイメージがいいかも。
そして表層になると、もっと大きく力が強い筋肉が出てきます。
割と有名なヒラメ筋肉。
脛の骨の上の方から、踵の骨につきます。
見るからに太いし、結構分厚いので、この筋肉はよく使われていると思います。
そして最後に、1番表層。
この筋肉はちょっと他のと違って、膝よりも上の方からついていて、アキレス腱までついています。
(写真の青くなってる部分のすぐ下がアキレス腱で、アキレス腱は踵につきます。)
写真では膝を伸ばした状態なので、上の部分が踵を引っ張り上げるように働きますが、
膝が曲がった場合は上の部分が降りてくるので、筋肉が緩みます。
足首を伸ばすように働く筋肉ではあるけど、膝を伸ばしたとき限定になるわけですね。
ということで、最後の一つは条件によって稼働しませんが、
脛の裏側あたりから、
かかと、
足の裏の中心、
指先、
の3点を引きつけるように使うと、複数の筋肉をちゃんと使えていいですよね。
特に深層にある二つは、使えていないこともあると思いますので、意識してみるといいかも。