昨日ちょっと質問を受けて、今日も少し考えていました。
質問内容は、「ダンスなどの運動でたくさん普段動いているのに、走るとすぐ疲れてしまうのはなぜか」と言うものでした。
確かに長時間踊っていられるのは、長い間下半身を使い続けて、息が上がっても運動を持続できると言う点だと、走るのと一緒。
なぜその能力が共通で使えないのか、と言うのは疑問でもありますよね。
走る場合はずっと同じ動きを継続して行うので、ダンスよりも、同じ筋肉が、同じ動きを続けられる体力、が必要になります。
結果として同じ1時間運動し続けるとしても、結構必要な能力が異なると言うことになります。
逆に言えば1時間走れる体力があれば、ダンスで出てくる前に進むような動きに関しては、充分すぎるほど体力がついていきますが、他の動きに関してはすぐ疲れるかもしれません。
またダンスは緩急を意識することが多いので、激しく動いたら、一度ゆったりになって、また激しく動いて、と言ったように、運動強度の変化がしやすいです。
走る場合は、一定の強度のまま続いていくことの方が多いと思われますので、そこについてもかかる負荷のタイプが変わってきます。
どちらも心臓は強くなりますので、全く関係がないと言う事は無いんですが、やはり特化した動きをすることが1番持久力の向上につながると思われますね。