欲しくないものって、安くてもいらないよね

前回、ブレイキンは最初がすごく大変だって話をしました。

 

技ができるようになるためには、その前段階の基礎動作、さらに言えば体の強さをトレーニングで作る必要もあるかもしれない。

 

レッスンでは「なるべく無駄なく、効率いい習得方法を伝えること」「同じくきついとしても、なるべく楽しく練習すること」が大事だと思っていますが、

意外ともっと大事なことがあるかも知れないな〜と思ってきました。

 

それは「やりたい気持ちを引き出すこと」ですね。

 

僕の個人的な感覚としては、昔自分で技を覚えた時の十倍くらいは効率的な方法を教えているので、正直「めっちゃ楽」だと思ってます。

つまり努力コストは10分の1、値段で言えばめっちゃ安い。

でも練習を頑張る人だけでなく、教えたことを数回やって終わりにしてしまう人もいる。

 

これ、もし1回で覚えられるような方法までコストを下げれれば別ですが、

基本的にはどんなに効率の良い方法を探っても、本人にやる気がなければ技の習得は難しいかもしれません。

 

自分が昔どうだったかといえば、10倍のコストがかかる練習なのに、技をどうしても覚えたかったから頑張ったわけですよね。

10倍高いコストでも欲しいから費やす。

 

例えばウインドミルを覚える時、実際に毎日何時間もやって3ヶ月くらいかかったんだから、300時間くらいはかかったかもしれない。

もし300時間1000円の時給で働いたら、30万円ですかね。

30万円支払ってもウインドミルが欲しかったのかもしれない。

 

ただ、ウインドミルが大特価3万円で売ってたとしても、欲しくない人にとっては払いたくありませんよね。

3万円あれば別のいろんなことに使えますから、道ゆく人の9割以上が買わないと思います。

 

そんな感じの感覚で、値段を安くする行為って、大事ではあるけど直接的な効果は薄いのかもしれない。

それよりも、「ウインドミルの値段が100万円でも欲しい」と思わせる力が必要なのではないだろうか。

ジャパネット高田的スキルがダンスインストラクターには必要なのではないだろうか。

そんな仮説を立てたんですよね。さっき。

 

ちょっとこれからセールスとかマーケティングとか、本でも読んでみよう。

 

 

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