音楽は素材、振り付けは味付け

最近いろんなジャンルのダンスを見る機会が多く、ジャンルごとに特性があるよな〜って思ってるんですが、

そうやっていろんな曲やいろんな振り付けを見ていたら、「ダンスって料理っぽい」という発想が出て来ました。

 

音楽が素材で、振り付けが味付け、合わせたものが料理っていうイメージなんですが、

 

素材をそのまま活かすって感じのダンスはかなりシンプルになります。

ほとんど音楽に乗ってるだけとか、軽くステップするくらいで踊る場合は、塩焼きとか生食って感じ。

動きで邪魔せずに音楽を楽しむ形。

 

もっと手を加えるけれども素材を最大限活かすというタイプの振り付けもありますね。

いろんな音を捉えて、歌詞の意味やバックグラウンドを反映させて、照明や衣装までこだわったり。

こだわりの強い高級店みたいな料理かな。

こういう味付けは素材が変われば全く合わなくなるので、ダンスでもその曲にのみ使える振り付けですね。

 

逆に素材がなんであれ、濃い味ゴリ押しのパターンもあります。

ブレイキンのバトルで使う振り付けなんかはこれですね。

なぜなら本番でどの曲がかかるかわからないので、何が来てもおいしくしなきゃいけない。

ソースマヨとか、カレー味でゴリ押しの味付けです。

でもめちゃくちゃこだわってソースを作ってる場合も多いので、驚くほど美味しかったりする。

どんな曲でも大抵盛り上がるようなダンスになっています。

 

どの素材を使うか、その素材をどう活かすか、そうやって考えるとなんか楽しいですね。

 

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