今日もちょっとThreadsとか見てたら、ダンスインストラクターの人の投稿があって、
「振り付けしかしないレッスンでは上手くならない」「基礎をやるべき」というのがありました。
これね、ストリートダンス界隈では結構言われてるんですよ。
アップとダウンをやりましょう、アイソレーションをやりましょう、基礎をやらないと上手くなりませんって。
確かにそうだよな〜と思いつつも、基礎をやっても上手くならないケースや、振り付けだけでも上手くなるケースは多分あるなって思います。
まず、振り付けだけをやって上手くならないというのは、動きの順番だけを覚えて「とりあえずできた」っていう状態を基本的に指します。
「右手あげてジャンプして、しゃがんだ後にバンザイ」みたいな順番ですね。
まぁ確かに、すぐにできるような動きを覚えておしまいであれば、本質的には上達しない。
でもレッスンで振り付けを習うのであれば、基本的にお手本がありますよね。
アーティストのコピーなら本家があるし、そうじゃなくてもインストラクターがいる。
同じようにやろうとして、自分と違うのがどこなのかを考えれば、多分上達できます。
やりながら、「もっと弾みながら足を動かすんだ」とか「」胸を動かすときに他の部分が動かないんだ」とか気がつけば、勝手に基礎を習得するようなもの。
レベル5を動きを覚えた結果、レベル1とかレベル2の動きがついてきたって感じですね。
ブレイキンではこの「応用を先にやって基礎がついてきた」っていうのが多いです。
回転するパワームーブなんかは、そもそもできるようになるまでにかなり苦労しますから、基礎をすっ飛ばして練習した結果、もしできるようになったのであれば、その手前にある基礎はおまけでついてきます。
だから「ちゃんとできる」ように練習するなら応用や振り付けからやっても上手くなるはず。
逆に基礎の練習だって、なんとなく真似するのは振り付け以上に簡単なので、お手本通りに追求しないと上手くなりません。
基礎練しても雑なら上手くならないわけですね。
そうなると、
雑に基礎練をする→上手くならないし動きの数も少ない
雑に振り付けを覚える→上手くならないけど、動きの数は覚えれるので、少しバリエーションが増える
ちゃんと振り付けを覚える→上手くなるし、動きのバリエーションも増える
ちゃんと基礎を練習する→1番上手くなるとは思うけど、動きのバリエーションは別で手に入れる
こんな感じでしょうか。
どっちにしろ、丁寧にやるのが必須ですよね。